2014/12/08

8. Art performance and Drama performance

8.
先日、ある作品を見たことをきっかけにして、以前からなんとなしに気になっている「美術」と「その他」のパフォーマンスの違いについてきちんと整理しようと思ってはいる。
最初にこれらを区別する必要を感じたのは、教えるためだった。
一応、ファインアートのコースで教えているんだなーというのを意識し始めた時に、迂闊になんでもかんでもやればいい的に教えるのは大学としてどうなんだろう?と問いはじめたのだった。

コンセプトを中心にしたアートのパフォーマンスと、ドラマのあるパフォーマンスでは、構造も訓練の仕方も異なる。
もちろん、それらをミックスしたり越境したりすることはできる。
が、ぼんやりと無意識に越境するばかりでは、やがて個的な思考に降りていく作業は難しくなる。

そこで、それぞれのパフォーマンスについて、平面的/リニアなアートの構造と立体的/ノンリニアなドラマの構造に分けて考えていきたい。

が、今日はこれまで。
あまり体調がいいとはいえず、1日の半分以上はベッドのなかだ。
午後に起き上がって、深夜までは元気だが、明け方からまた痛みやら咳やら気持ち悪さやらとつきあっている。
そんななので、小出しでしか書けそうにない。
続きは、「8」でナンバリングしていきます。