2015/09/07

冬を知らせる雨

やっと床上げした。
オスロでの2週間は、お天気に恵まれて、春の日のいちばんうつくしい瞬間を一日中味わっているような日が続いた。
ある日、少し肌寒くなり雨がざーっと降った。
わたしが顔を上げると、本屋のオーナーのひとりであるPilがこちらを見て少し笑って、冬がくるんだ。と言った、とかいうとまるで作り事のようだけれど本当に映画のような一瞬だった。

いつものことながら、どこかに馴染むのに苦労したことはなく、去るのにも苦労はない。
ただ、今回は2回の英語のプレゼンを終えて気が抜けたのか、最終日に風邪をひいてしまった。
それを悪化させながらの帰国となり、今朝まで眠り続けていた。

まだ部屋は帰国直後のわさわさした感じがある。
床上げしたつもりが、夜には腹痛で冷や汗をかくなど、日本にいるあいだの自分がなぜこうも痛みや咳や辛さで動けないのか情けなくなる。
データのチェックだとか制作だとかはあきらめて、ゆっくりと時間をかけていくしかない。

すこしづつ、オスロのこともなんということはないけれども、書いていこうとおもいます。